なんかそんなブログ

日々思った事やアニメの事とか趣味の事とか色々書きます。

アニメの出来を気にするならまず「えとたま」を見ろ

 

アニメの見始めは確か「デ・ジ・キャラットにょ」だった私。

そこからこちらの道へと足を突っ込み、気づけばアニメを見始めて早十数年経っていた訳で、そんなこんなで色々なアニメを見て過ごしてきました。

そんなそこそこアニメを見てきた自分ですら色々と衝撃を受けたアニメがこの「えとたま」でした。

えとたま」やら「えとたまの火を絶やすな」といった怪文書をうわごとのように呟いてる私のTwitterを見てる人であれば、このアニメの名前だけは散々目にしたことがあると思いますが……。多分本編を全部見た人はそこまでいないんじゃないかなと思います。

なので自分が見て感じたことなどを色々ひっくるめて語ろうと思います。

 

 

 えとたまは色々とやばい

見出しでいきなり何を言っているんだと思う人もいると思いますが、このアニメほど「やばい」以外の単語が出てこないアニメもそうそうないと思っています。

正直な話、内容だけであれば「やばい」アニメというのはそこそこ思いつくと思います。

例えば「弱酸性ミリオンアーサー」や「あいまいみー」、「てーきゅう」に「てさぐれ!部活もの」などetc...(むしろこれらは内容云々とか言う次元じゃ無いかもしれない)

後は俗に言う「クソアニメ」と呼ばれるモノは大体内容やシナリオが「やばい」せいでそのような不名誉なレッテルを貼られてしまったわけです。またやばさのと一言で言っても、いい「ひどさ」と悪い「ひどさ」といった、やばいのベクトルというのも存在しており、やばいの種類は千差万別です。

 

では肝心な「えとたま」はどうかというと、内容を含め公式のマーケティングやら様々な要因をひっくるめた結果、いい「やばさ」も、悪い「やばさ」もすべて含んだ「なんかもう色々とやばい」アニメだと自分は思っています。

ではその「やばい」部分について語ろうと思います。

 

えとたまの公式が色々とやばい

公式がやばい……つまり公式が病気なアニメというのは多々あると思いますが、「えとたま」は別格です。

どのようにやばいかというと、色々と急ぎすぎで、色々とうるさくて、そして色々と下手くそです。

 軽く説明します。

 

ニコニコ動画の使い方がやばい

 

ではまずはじめにニコニコでやっていた生放送のことでも話しておきましょう。

えとたまを放映するに伴って公式で「干支~ク!」というニコニコ生放送と「えとたまらじお ~ソルラルくれにゃ!~」というラジオをやっていました。(初回はタイトル無かったので正確には初回は干支~ク!ではありませんが)

アニメ自体の放映が2015年4月だったのに対しなんと生放送とラジオの初回放送日が2014年11月

なんと5ヶ月前です。早すぎかよ。

しかもそのニコ生が初回から全力全開でめちゃくちゃうるさいです。主ににゃ~たん役のりえしょんが

んでそんなニコ生がいつまで続いたかというとなんと2015年7月まで続きました。

大体月2ぐらいの頻度で。多過ぎかよ。

2015年7月に生放送もアニメも終わってコンテンツの供給も一段落かなとか思ってたら何故か2015年10月に復活しました。

そんな復活したのもつかの間、2015年12月にようやく生放送が終了してこれで終わり……と思ったらなんと再放送に合わせて2016年10月10ヶ月ぶりの再復活を果たしました。

ここまで見てもらえれば分かると思いますが、「えとたま」は生放送をめっちゃやってるんですよね。1クールアニメなのに。そして大体りえしょんがうるさい。(本当にうるさい)

 

ニコ生だけならまだちょっと調子に乗ってるアニメなんだなで済んでいる訳なんですが、なんとニコニコの動画投稿の方もだいぶしてました。

その一例をちょっと挙げていこうと思います。

まずこれ。

 まあなんてことの無い「中毒になるシリーズ」の動画ですが、これえとたま公式が上げてるんですよね。(一応投稿自体はポニキャンがやってますが)

しかも1番だけかと思ったら途中でにゃ~たんがうるさいMIXとか2番に入れ替わるし。

公式がOPやEDを上げるのは今や珍しいモノでは無いのですが、公式が中毒になる動画と銘打って投稿するのはそうそう無いです。

お前じゃい!

 

 

後はこれ。 

先ほどはOPでしたが、今度はEDです。これは中毒になるシリーズの動画では無いのですが、何故かえとたまのキャラごとのVerを公式が「全部」上げてます。

ちなみに上に貼ってある動画の先に飛んでニコニコ公式で見ると次のED動画に飛ばされます。ED自体は大人しめな癒やし系の曲なので作業中に聞くと結構捗りますね。

 

その他にもえとたまのキャラソンのCDが発売すればクロスフェードデモを普通に上げてたりします。

CDを発売するにあたってのクロスフェードデモを上げることに関してはまあ問題ないとは思いますし、マーケティングの面でも試聴の場を設けるのは合ってはいるのですが……。

 4曲だけのクロスフェードデモが6分超えとか大体の曲の1番全部流れちゃってるんですけども……。

ちなみにキャラソンの中での自分のオススメは、ピヨたんが歌う「忘却の旅路」ウリたんが歌う「激凸!?ウリティ☆ウリリズム」メイたんが歌う「Twinkle Peace」イヌたんとキーたんの歌う「ふたりマイウェイ!」ですね。めっちゃすき。

あと、えとたまのキャラソンはいい曲ばかりですが、基本的に、にゃ~たんが絡む曲はうるさいです。あとだいぶウザい。

 

後は全くOPが使われてるってだけで全く本編には関係ないんですけども、

これも公式が上げてます。しかもこの動画えとたまカテゴリで一番再生数多いし……。

まあ確かにOPやEDに合わせた踊ってみたは結構あるのでそこに関しては別に何も言うことはないですけども、この曲自体に振り付けとか元々無いんですよね。何やってんだ……。

 

 自覚はあるらしいです。

 

こんなに公式動画を投稿してるえとたまですが、なんと公式チャンネルではよくある最新話は1週間無料!といったキャンペーン等は特に何もしませんでした。

なんかもう色々と下手くそですね。

Blu-rayとDVDのスケジュールがやばい

次にBlu-rayとDVD、つまり円盤の発売に関する事でもお話ししましょう。

基本的にアニメと円盤というのはアニメの売り上げや出来を語る上では切っても切り離せない物であるので、えとたまの円盤の売り上げとか云々は特に言うことはないです。アニメが評価されたり元々のネームバリューがあればまあ爆死みたいなのはそうそう無いですし。

そのネームバリューも無い上に、評価もあんまり聞こえてこないえとたまの場合、問題として挙がるのは売り上げでは無く、販売のスケジュールがおかしかった事です。

えとたまBlu-ray第1巻の販売は2015年4月15日でした。ちなみにこのBlu-rayには1話と2話が入ってます。

そしてえとたまの記念すべき第1話の放送日が最速で2015年4月9日

そこから計算すると第2話の放映が最速でも2015年4月16日

つまり「第2話を収録したBlu-rayの発売の方が、第2話の放送よりも早い」という事が起きました。えぇ……。

ちなみにBlu-rayとDVDの第1巻はめっちゃ販売早かった分、第5巻と第6巻は発売延期しました。色々と生き急いだ結果がこれだよ!

 

 

えとたまはアニメ自体がやばい

 まあこれはもうしょうが無い所はあります。何度見ても辛いところは若干辛いです。

でも良いところは良いと胸張って言えます。その代わりほんとダメなところはダメです。本当にダメです。

ここで多少話を盛ってしまうと、この内容を真に受けて興味を持って視聴してしまう人が出てしまうかもしれないので、嘘偽り無く自分が思ったことを書きます。

 

 

アニメの内容がやばい

 まずえとたまを語る上で内容については避けては通れないです。

簡単に言うと萌えアニメの皮を被ったギャグアニメのような何かです。

というのも、1話(ニコニコでも1話なのに有料です)を見て貰うと分かるのですが、

ギャグというか勢いというかノリが基本的に古いです。それにキャラがメタい事を喋る事が多く、最初から全力全開猛スピードで飛ばしてきます。

このノリが特に顕著な1話2話は正直慣れていても若干キツい物があります。

知り合いにえとたまを見せたら1話2話が終わった辺りで「地獄かよ」と一言呟いた後、死んだ魚のような目をしながら画面を見つめていました。 OPEDだけが癒やしの時間だったらしいです。

しかもその1話2話を過ぎるとある程度楽になるのかなと思ったらそういう訳でもなく、そのノリやスピードがまだまだ続いていきます。

 

あ、一応萌えアニメではあるのでなんとお色気回はあります。ただしめちゃくちゃ雑です。

衣装が変わる経緯もとにかく雑だし、ノリも雑です。というかこのアニメで雑じゃ無い所が基本的に無いです。

 

そして途中の7話で、なぜかこれまでのお話のおさらいをしてくれます。1クールアニメなのに。おさらいする経緯も雑だしメタいし、おさらいも割と雑……っぽく見せてなんか重要そうな事匂わせてくるし。

その他にも最初から最後までアイキャッチに重要な単語をぶち込んでくるスタイルを貫いているのはもはや清々しさすら感じます。

 

さて、ここまで紹介的な文章を見てもらえれば分かるんですが、基本的にえとたまは雑かつ、ものすごいスピードで進んでいきます。視聴者置いてけぼりです。

何度も繰り返し見ている人から言うとそこが魅力と言えばまあ魅力なんですが。

 

 そして、更にたちが悪いのが、その雑に進めてたかに思えてた本編に一応ちゃんと伏線的なのをぶっ込んでいるんですよね。

後半はそれらの伏線がなぜか分からないけどきれいに回収されます(回収されてるように見えてるだけかもしれないけど)。

 

序盤からの超スピードかつ雑でメタネタが豊富な物語の展開により脳細胞に凄まじいGが掛かり、それによって脳細胞に深刻なダメージを負った所に

その10話辺りからのラストに向けた怒濤の伏線回収、話の盛り上がりが加わると、

「あれ?もしかしてえとたまって……良作じゃね?」

と錯覚しなぜか感動してしまうわけです。実際ラストはマジで感動するんですが、全話通してのトータルの平均点で言うと良いとこ30点ぐらいです。

個人的にグラフにするとこんな感じ。

 

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一緒に見てた(無理矢理見させた)友人は9,10話辺りで「やっとアニメしてきたな」と言っていました。

そして全部見終わったら「なんか……すげえな」って言ってました。えとたまはそんなアニメです。

正直この感覚は本当に他のアニメでは味わえません。マジで。

ここまで酷い落差があるアニメを他に知らないので、もしあったら教えてください。お願いします。すぐに見ます。

 

 

そして、時間が経って落ち着きを取り戻してから改めて見返すと、「これこじつけじゃねーか!」っていうような伏線のばらまき方をしてることに気づけるのも二度おいしいポイントですね。

ちょっとネタバレにはなりますが、具体的な例を一つあげちゃいます。 

 

タケルは実は将棋が好き → 居間に大きい将棋の駒が常にあったのが伏線

こんなん分かるか!

 

一応ちゃんとした伏線はあることにはあるのですが、全体的に伏線の巻き方が割とフワッとしてます。なのでこじつけでどうとでもなる感じの伏線が多いです。

そして、「見てるときはこれでテンション上がってたんだよなぁ……」となるわけです。

でも、冷静になってもラストは本当に「いいアニメ」してると胸を張って言えるので、最初から最後までえとたま、見よう!

 

3DCGの出来がものすごい

えとたまは話の関係上2Dのアニメーションと3DCGによるアニメーションの場面があります。

その3DCGを用いたシーンの作画がものすごいです。あ、もちろん2Dも好きですよ。

百聞は一見にしかず。とりあえず見てみてください。

 


「えとたま」 PV プリティモード編

これは白組NMDが投稿しているえとたまのプリティモードのPVです。

えとたまはアダルトモード(2D)とプリティモード(3D)に分かれているのですが、その3Dの部分を白組NMDが担当しています。

自分は戦国乙女が好きなので、その3Dを担当している白組NMD自体は知っていて、この3Dを白組が担当したと聞いて正直納得しました。

んで実際にこのPVのクオリティがずっと続きます。1クールアニメに使うクオリティじゃ無いよ……。

 

一応このアニメはバトル物でもあるので、ある程度3DCGに迫力が無いとというのは分かるのですが……改めて見てもやっぱり3Dのクオリティがずば抜けていると感じますね。3Dのアニメーションをアニメに入れるのに抵抗のある人でもそこまで違和感無く見ることが出来る気がします。上手くキャラクター性を落とし込んでいてすごいです。

 

そしてこのPVの部分だけ見てるとめちゃくちゃ良アニメかと錯覚してしまうから罪深いPVですね。白組すごい!

 

 

色々振り返って書いてみて思った事

えとたまについて色々語りましたが、まだまだ書き切れない事はたくさんありますね……。

と言うのもこのアニメ突っ込もうと思えばいくらでも突っ込み所があるアニメなので切りが無いです。

ですので、一旦ここらへんでえとたまの事に関して書くのはおしまいにしようと思います。

 

改めて記事を書いて振り返ってみると、貶してんだか褒めてるんだか分からない記事になってしまいましたね……。

でも、やっぱりここまでの文量を書けるってのも自分はえとたまが好きだからこそなんだなぁって再確認しました。

そうでなきゃここまでの文量の記事書けないと思います。

そんな自分のえとたまに対する思いを綴ったこの記事を見て、理由はどうであれ、えとたまに興味を持ってくれた方が居れば幸いです。

 

 

 

 

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怖い物見たさや純粋に興味が沸いたなど理由は問わず見てくれたらうれしいですね。

 

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残りは円盤やCDといったグッズの販促です。

アフィリエイトとかそういった類いの物には全く入ってないので是非買ってね!

TVアニメ「えとたま」エンディングテーマ blue moment

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